楽天証券の出金可能額が0円なのはなぜ?原因6つと出金できる日を一覧で解説

楽天証券の出金可能額が0円の理由|原因6つと出金できる日

3行まとめ

  • 株や投資信託を売っても、代金を受け取る日(受渡日)までは出金できません。売ったのに0円なら、まず取引履歴で受渡日を見てください。
  • マネーブリッジの自動出金(スイープ)を使っている人は、現金が営業日の夜に楽天銀行へ移っています。証券口座が0円でも、銀行の残高に入っています。
  • ほかに、注文中の買付代金、日計り拘束金、信用取引の保証金、ドルで受け取った代金も、円の出金可能額には入りません。下の表で原因を確かめてください。

この記事でわかること

  • 出金可能額が0円(または少ない)になる、よくある6つの原因と見分け方
  • 売った日ごとの「出金できる日」を、出金方法別に並べた表(2026年10〜11月)
  • 6つに当てはまらないときに確かめること
  • 出金できる金額を確認する画面の場所

1. まず結論:よくある原因は6つ

思い当たる状況から、原因を探してください。

あなたの状況 考えられる原因 どうすればいいか
株や投資信託を売ったばかり ①受渡日がまだ来ていない 受渡日を待つ。通常出金なら先の日付で予約できる
マネーブリッジを申し込んでいる ②お金が楽天銀行に移っている 楽天銀行の残高を見る
買い注文や予約注文が残っている ③買付代金として押さえられている 注文を取り消すか、約定を待つ
同じ受渡日に、同じ銘柄を売り買いした ④日計り拘束金 受渡日の前の営業日まで押さえられる
信用取引の口座を持っている ⑤お金が「保証金現金」に移っている 保証金から預り金へ振り替える
米国株を売った ⑥代金をドルで受け取った 円にかえるか、外貨で出金する

NISA口座の投資信託も、売るまでは現金ではありません。公式FAQの「投資信託を出金する方法」は、NISAかどうかで手順を分けていません。売って、受渡日が来てから出金します。

どれにも当てはまらないときは、7章を見てください。

2. 「出金可能額」は出金方法によって中身がちがう

画面の「出金可能額」は、ひとつの数字ではありません。楽天証券は、らくらく出金と通常出金で計算がちがうと説明しています。

言葉 意味 売った直後
らくらく出金の出金可能額 楽天銀行などへ今日出金できる預り金 受渡日まで増えない
通常出金の出金余力 登録した銀行へ振り込める金額。着金は翌営業日以降 受渡日以降の日付なら予約できる
預り金 証券口座にある現金 受渡日に増える
買付可能額 株や投資信託を買うのに使える金額 先に増えることがある

公式FAQは、らくらく出金(楽天銀行)の出金可能額を「当日出金ができる預り金の金額」としています。そのため「らくらく出金の画面は0円なのに、通常出金では予約できる」ということが起こります。

「買付可能額はあるのに、出金可能額は0円」もよくある状態です。売った代金は、受け取る前でも次の買い物には使えるからです。

3. 原因①:売った代金は「受渡日」まで引き出せない

株や投資信託は、売った日(約定日)と、代金を受け取る日(受渡日)が別です。受渡日は商品ごとに決まっています。

商品 受渡日 出典
日本株(現物) 売った日から2営業日後 楽天証券FAQ
米国株 国内約定日から数えて3営業日目。国内約定日は、米国で売れた日の次の国内営業日 楽天証券FAQ
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式) 申込受付日から数えて6営業日目(締切15時30分) 楽天証券のファンドページ
eMAXIS Slim S&P500 申込受付日から数えて5営業日目(締切15時30分) 楽天証券のファンドページ

営業日は土日・祝日をのぞいた日です。投資信託はファンドごとに日数がちがうので、売る前にファンドのページで「受渡日」の欄を見てください。

米国株は、米国での受け渡しが2024年5月から1日短くなりました。それでも楽天証券は「当面の間」これまでどおりの日数としています(2026年10月25日に確認)。今後変わる可能性があります。

売った日別「出金できる日」早見表(2026年10〜11月)

11月3日(火)は文化の日で休みです。そのため、受渡日や振込日が1日うしろにずれる例があります。

売った商品と日 受渡日 らくらく出金 自動出金(スイープ) 通常出金を受渡日に指示した場合
日本株:10月26日(月) 10月28日(水) 28日 0時5分から 28日 21時以降 10月29日(木)振込
日本株:10月30日(金) 11月4日(水) 4日 0時5分から 4日 21時以降 11月5日(木)振込
米国株:米国で10月30日(金)に約定 11月5日(木) 5日 0時5分から 5日 21時以降 11月6日(金)振込
オルカン:10月26日(月)15時30分までに注文 11月2日(月) 2日 0時5分から 2日 21時以降 11月4日(水)振込
S&P500:10月26日(月)15時30分までに注文 10月30日(金) 30日 0時5分から 30日 21時以降 11月2日(月)振込

オルカンを10月26日に売った場合、受渡日の11月2日に通常出金を指示すると、振込は11月4日です。11月3日の祝日をはさむためです。前もって予約しておけば、受渡日の11月2日に振り込まれます(次の節)。

日付は、上の日数と2026年のカレンダーから計算しました。投資信託は、締切後の注文や、海外の休日による「申込不可日」があると後ろにずれます。米国株は、米国の休場日をはさむ場合の扱いを確認できていません(要確認)。正確な受渡日は、注文後に「取引履歴」の画面で確かめてください。オルカンの申込不可日はオルカンを売ったらいつ入金される?にまとめています。

受渡日の前でも「予約」はできる

通常出金(登録した銀行への振込)なら、受渡日以降の日付で出金を予約できます。予約しておくと、最短で受渡日に振り込まれます。

  • 日本株:売った直後から予約できる
  • 投資信託:約定日の翌日から予約できる(約定日は、オルカンやS&P500なら注文日の次の営業日)

どちらも公式FAQの記載です。予約は翌日から20営業日先まで設定できます。

4. 原因②:マネーブリッジでお金が楽天銀行に移っている

マネーブリッジの「自動入出金(スイープ)」を設定していると、証券口座の現金は自動で楽天銀行へ移ります。移るのは毎営業日の21時以降です。売却代金も、受渡日の21時以降に移ります。

そのため、翌朝に証券口座を見ると出金可能額は0円になります。お金はすでに楽天銀行の普通預金に入っているので、楽天銀行のアプリで残高を見てください。公式FAQにも「楽天銀行にある資金は表示されません」とあります。

証券口座に現金を残したいときは、「自動出金時に残す金額」を設定します。設定した金額は、楽天証券に残ります。

5. 原因③:注文中の買付代金が押さえられている

買い注文を出して、まだ約定していないとき(執行中・執行待ち・取消中)は、その代金分が押さえられます。これを「拘束」といいます。先の日付を指定した予約注文の代金も、自動出金の対象外として押さえられます。

指値注文が残っていると、気づかないうちにお金が押さえられたままになります。「注文照会」の画面で、残っている注文がないか確かめてください。いらない注文を取り消せば、その分は戻ります。

6. 原因④〜⑥

④同じ受渡日に同じ銘柄を売り買いした(日計り拘束金)

同じ受渡日に、同じ銘柄を「買う→売る→また買う」と取引すると、2回目の買付代金が押さえられます。これが「日計り拘束金」です。

受け渡しが済んでいないお金で、同じ株を二重に取引しないためのしくみです。法律で「差金決済」が禁止されているためです。拘束は受渡日の前の営業日まで続きます。別の銘柄に乗りかえる売買なら、この拘束はかかりません。

⑤信用取引の口座で、お金が保証金に移っている

信用取引の口座を持っていると、預り金が「保証金現金」に移ることがあります。たとえば、保証金率を保つための自動振替や、代用株の売却代金です。移った理由は「保証金・証拠金・代用(振替履歴)」の画面で確かめられます。

らくらく出金で今日引き出したいときは、まず保証金現金を預り金へ振り替えます。一方、2営業日以内の通常出金の予約なら、預り金と保証金現金を合わせた額で予約できます(公式FAQ)。

注意点が2つあります。追証や不足金があると、全額は出金できません。また、振り替えた全額をその日に出金すると、あとで諸費用によって不足金が出ることがあると、楽天証券は注意しています。

⑥米国株の代金をドルで受け取った

米国株の売却代金をドルで受け取った場合、そのお金は円の出金可能額には入りません。

円で引き出したいときは、国内約定日の朝8時以降に、ドルを売って円にかえられます。ドルのまま引き出す「外貨出金」もあります。ただし出金可能額の計算は円とは別です。外貨ダイレクト(みずほ銀行)以外は手数料がかかります。

7. 6つに当てはまらないときに確かめること

確かめること 内容
出金額が1,000円未満でないか らくらく出金は1回1,000円以上から
メンテナンスの時間でないか 楽天証券は営業日の15時50分〜17時と、翌日2時50分〜6時などがメンテナンス。その間はらくらく出金を使えない
出金エラーで口座が制限されていないか 通常出金などでエラーが出ると、らくらく出金も使えなくなる。出金先口座を変更すると、制限は自動で解除される
楽天銀行と登録内容がずれていないか どちらか一方だけ氏名などを変えると、出金エラーやスイープの解除が起こる
FXや海外先物の口座にお金がないか FXのドル建て証拠金や海外先物の証拠金は、外貨の出金可能額に入らない。自分で振り替えてから出金する

それでもわからないときは、楽天証券のカスタマーサービスセンターに問い合わせてください。

8. 出金方法で、お金が届くタイミングがちがう

方法 使える人 受渡日のお金が届くタイミング
通常出金 全員(登録した本人名義の口座) 締切までの指示で翌営業日に振込。受渡日の日付で予約もできる
らくらく出金 楽天銀行(マネーブリッジ)・みずほ銀行の連携者 受渡日の0時5分(みずほは0時)から、原則その日のうちに
自動出金(スイープ) マネーブリッジで設定した人 受渡日の21時以降に自動で楽天銀行へ

通常出金の締切は、楽天証券の公式ページで記載が分かれています。「通常出金」のページは15時50分、「入出金の受付時間」のページは15時30分です。どちらが正しいかは確認できていません(2026年10月25日時点、要確認)。確実に翌営業日に振り込みたいなら、15時30分までに手続きしておくと安心です。

らくらく出金は、毎営業日19時50分を区切りに、金融機関ごと1日5回・合計1,000万円までです。出金手数料は、通常出金もらくらく出金も無料です。通常出金が口座に反映される時間は銀行によってちがい、週の初めの営業日や5日・10日は遅れることがあります。

9. 出金できる金額を確認する画面

使っているもの 画面の場所
パソコンのサイト 「マイメニュー」→「出金」
スマホのサイト 「マイメニュー」→「口座管理」→「買付可能額」→「本日の余力」
マーケットスピード II 「総合」→「入出金」→「出金指示」

日計り拘束金などの内訳は、「マイメニュー」→「預り金(本日以降)」で確かめられます。

10. よくある質問

「出金可能額の範囲内で金額を入力してください」と出たら?

入力した金額が、その出金方法の出金可能額より多いという意味です。表示されている出金可能額以下の金額にするか、1章の表で金額が少ない原因を確かめてください。らくらく出金で0円でも、通常出金なら受渡日以降の日付で予約できることがあります。

売った金額より出金可能額が少ないのはなぜ?

特定口座(源泉徴収あり)で利益が出ると、売るたびに税金分のお金が押さえられます。手数料や、別の商品を買った分も減ります。

マネーブリッジなのに、預り金がマイナスになったのは?

自動出金のあとに税金や手数料が引かれると、マイナスになることがあります。特定口座の税金による不足は、自動入金の対象外です。らくらく入金などで、早めに入金してください。

出金の予約が取り消されたのはなぜ?

指定した日に出金可能額が0円だった場合や、信用取引で不足金が出た場合は、予約が取り消されます。

土日に入金したお金はいつ出金できる?

休みの日に入金したお金は、次の営業日の0時5分(楽天銀行)から、らくらく出金ができます。らくらく入金・自動入金・リアルタイム入金が対象です。

まとめ

出金可能額が0円でも、お金が消えたわけではありません。まず楽天銀行の残高と、取引履歴の受渡日を見てください。急ぐときは受渡日の0時5分から使えるらくらく出金、銀行を選びたいときは受渡日の日付での通常出金の予約が便利です。

楽天証券のほかの使い方は、楽天証券のNISA積立設定や配当金の受取方法でも解説しています。

出典

この記事は楽天証券の公式FAQ・サービスページ(2026年10月25日に確認)をもとにした解説です。ルールや画面の名前は変わることがあるため、実際の出金可能額と受渡日はログイン後の画面でご確認ください。特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。(免責事項)