【10/19〜23】日経平均4%安の理由|今週の市場まとめ

今週の市場まとめ|10/19〜23|日経平均は4%下落

3行まとめ

  • 今週の日経平均は前週末比2,631円安(約4.0%安)の6万2693円で、2週連続の大幅安となりました。
  • きっかけは、AIへの巨額投資が利益につながるのかという不安です。メタの決算でキャッシュフローの悪化が示され、米国のハイテク株から日本の半導体株に売りが広がりました。
  • ドル円は一時156円台まで円高に。来週はFOMC・日銀とマイクロソフトなどの決算が控えています。

この記事でわかること

  • 今週の日経平均・米国株・ドル円の動き
  • 株価が下がった理由
  • 来週の注目点

1. 今週の数字

指標 23日の終値 動き
日経平均 62,693円16銭 週間で2,631円安(約4.0%安)。23日は214円68銭安
NYダウ(23日) 52,241.55ドル 前日比626.43ドル安(1.18%安)
S&P500(23日) 7,629.92 前日比0.43%安
ナスダック(23日) 25,986.95 前日比0.08%安
ドル円 156〜157円台 23日の東京市場で一時156.08円付近と、9月18日以来の円高水準

※米国株はロイター(GV Wire経由)、日経平均は株探、ドル円は外為どっとコムより。

2. 下がった理由:AI投資への不安

  • メタの決算:21日に発表されたメタの7〜9月期決算は、売上高が前年同期比26%増と好調でした。一方で、AIへの設備投資が増えたことで、フリーキャッシュフロー(会社が自由に使えるお金)は約21億ドルの赤字になりました。「AIへの投資は本当にもうかるのか」という不安が強まりました(外為どっとコム)。
  • AIの借金への警戒:AI向けクラウドを手がける新しい企業が、多額のお金を借りていることが不安視されました。会社が借りるときの金利の上乗せ分(信用スプレッド)は、2025年5月以来の大きさに広がりました(みんかぶ)。
  • 日本株への波及:米国のハイテク株安を受けて、日経平均は22日に1,713円安と急落しました。半導体関連株が下げを主導しました。
  • そのほかの不安材料:中東情勢の緊迫化やフランスの財政不安も、投資家の心理を冷やしました。

22日・23日の動きは【10月23日】日経平均が続落した理由でも解説しています。

3. 米国株:ハイテクは下げ一服、エネルギーが最高値

23日の米国株は、ナスダックがほぼ横ばいでハイテク株の下げは一服しましたが、買い戻しは限られました。ダウは生活必需品や金融株が下げて600ドルを超える下落でした。一方、フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃で原油の供給不安が強まり、北海ブレント原油は4月下旬以来の高値に。エネルギー株は2.4%上がって最高値を更新しました(ロイター)。

4. ドル円:円高方向へ

ドル円は23日の東京市場で一時156.08円付近まで下がり、9月18日以来の円高水準になりました。その後は原油高を背景に157円台に戻しています。9月の日本の消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年比2.1%と伸びが速まりました。そのため、日銀の次の利上げへの関心も続いています(外為どっとコム)。

5. 来週の注目点

  • 29日(木)午前3時:FOMCの結果(据え置き予想)
  • 29日(木)朝:マイクロソフト、アルファベットの決算(AI投資の回収が見えるか)
  • 30日(金):日銀会合の結果と展望レポート、東京エレクトロン・キオクシアなどの決算

株探の週末コメントでは、7月下旬の安値(約6万448円)を終値で割り込むかどうかが、下値の目安として意識されています。来週の予定は来週の注目イベントにまとめています。

よくある質問

今週、日経平均はどれくらい下がりましたか?

10月23日の終値は6万2693円16銭で、前週末から2,631円(約4.0%)下がりました。2週連続の大幅な下落です。

なぜAI関連の株が売られたのですか?

AIへの巨額の設備投資が利益につながるのかという不安が広がったためです。メタの決算で、AI投資の拡大によりフリーキャッシュフローが赤字になったことが、きっかけの一つとされています。

来週の一番の注目材料は何ですか?

29日(木)のFOMCの結果と、同じ日の朝に出るマイクロソフトやアルファベットの決算です。AI投資の収益性が確認できるかどうかが注目されています。

出典

この記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。日程や予想は変わることがあります。投資の判断はご自身でお願いします。(免責事項)