3行まとめ
- 日銀の金融政策決定会合は、日本の政策金利などを決める会議です。年8回、2日間ずつ開かれます。
- 次回は10月29〜30日、その次は12月17〜18日です。結果は2日目の会議が終わったらすぐ公表され、昼ごろになることが多いです。
- 9月に政策金利は1.25%に上がりました。10月は据え置きの予想が中心で、12月に上げるかが焦点です。
この記事でわかること
- 金融政策決定会合とは何か、だれが決めるのか
- 2026年・2027年の日程と、結果が出る時間
- 9月の利上げの中身と、10月会合の注目点
- 利上げすると株価・円・住宅ローンはどうなるか
1. 金融政策決定会合とは?
日本銀行(日銀)が、政策金利などを決める会議です。米国でいえばFOMCにあたります。総裁、副総裁2人、審議委員6人の合わせて9人の多数決で決めます。
会議は年8回、2日間ずつ開かれます。そのうち年4回(1月・4月・7月・10月)は、景気と物価の見通しをまとめた「展望レポート」も出ます。
2. 日程と、結果が出る時間
| 2026年 | 2027年 | 展望レポート |
|---|---|---|
| 1月22〜23日 | 1月21〜22日 | あり |
| 3月18〜19日 | 3月17〜18日 | - |
| 4月27〜28日 | 4月27〜28日 | あり |
| 6月15〜16日 | 6月10〜11日 | - |
| 7月30〜31日 | 7月21〜22日 | あり |
| 9月17〜18日 | 9月21〜22日 | - |
| 10月29〜30日(次回) | 10月28〜29日 | あり |
| 12月17〜18日 | 12月16〜17日 | - |
(日本銀行の公表日程より)
結果は、2日目の会議が終わるとすぐに公表されます(日本銀行)。決まった時刻はありませんが、昼ごろになることが多いです。その日の午後に、総裁の記者会見があります。
結果は日銀のホームページに出るほか、ニュースでもすぐに速報されます。会議でどんな意見が出たかをまとめた「主な意見」は、6営業日後に出ます。
3. 2026年9月:1.25%への利上げ
| 決定 | 政策金利を1.00%から1.25%へ(6月以来、3か月ぶり) |
|---|---|
| 投票 | 賛成7、反対2 |
| 理由 | 物価の流れが2%に近づいていることと、物価が上ぶれするおそれ |
| この先の方針 | 「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」 |
利上げは市場の予想どおりでした。ただ、この先の利上げに思ったほど前向きではないと受け止められ、発表後は円安・ドル高が進みました(ピクテ・ジャパン)。
4. 10月会合(29〜30日)の注目点
- 据え置きの予想が中心:第一生命経済研究所は、10月は見送り、12月に1.5%への利上げを予想しています。大和総研も、12月に1.5%、2027年1〜3月に1.75%を見込んでいます。
- 展望レポート:物価の流れが「おおむね2%に達した」と書くかどうかが焦点とされます。
- 物価のデータ:9月の全国の消費者物価(生鮮食品をのぞく)は1年前より2.1%上がり、9か月ぶりに2%台に戻りました。
- 総裁の会見:年内の利上げを見こむ市場の見方は、約6割まで下がったとされます(外為どっとコム)。植田総裁が12月の利上げに前向きな話をするかが、円相場を動かしそうです。
5. 利上げすると、株価・円・住宅ローンはどうなる?
| 対象 | 利上げ(前向き)のとき | 据え置き(慎重)のとき |
|---|---|---|
| 円相場 | 円高になりやすい | 円安になりやすい |
| 銀行の株 | もうけが増える期待で買われやすい | 売られやすい |
| 輸出の会社の株 | 円高が重荷になりやすい | 円安が追い風になりやすい |
| 住宅ローン(変動) | 金利が上がりやすい | 影響は小さい |
ただ、実際の動きは「予想とのちがい」で決まります。予想どおりなら、大きく動かないこともあります。円相場がオルカンなどに与える影響は、円安・円高でオルカンはどうなる?で説明しています。
暮らしへの影響もあります。大和総研の試算では、金利が1%上がると、30代の働く世帯(2人以上)の負担は1年で約9.2万円増えます。住宅ローンの利息が増える分から、預金の利息が増える分を引いた金額です。
当サイトの整理:日銀とFOMC、10月の結果が出る順番
10月の終わりは、日米の金利を決める会議が続きます(日本時間)。
| 日時 | できごと | 見るところ |
|---|---|---|
| 10月29日(木)午前3時 | FOMCの結果 | 米国が追加の利上げをするか |
| 10月30日(金)昼ごろ | 日銀会合の結果・展望レポート | 据え置きか、物価の判断 |
| 10月30日(金)午後 | 植田総裁の会見 | 12月の利上げへの姿勢 |
米国が利上げに前向きで、日銀が慎重なら、金利の差が広がり、円安に動きやすくなります。逆なら円高です。2日続けて結果が出るので、週末にかけて円相場が大きく動く可能性があります。
よくある質問
日銀の金融政策決定会合は何時に発表されますか?
決まった時刻はありません。2日目の会議が終わるとすぐに公表され、昼ごろになることが多いです。その日の午後に総裁の会見があります。
12月の日銀会合はいつですか?
2026年は12月17〜18日です。結果は18日(金)に出ます。
いまの日本の政策金利は何%ですか?
1.25%です。2026年9月の会合で、1.00%から上がりました(2026年10月時点)。
関連記事:FOMCとは?/円安・円高でオルカンはどうなる?/CPIとは?
出典
- 日本銀行:金融政策決定会合の開催予定
- 日本銀行:金融政策決定会合とは(教えて!にちぎん)
- 大和総研:日銀9月会合の利上げ(2026年9月18日)
- ピクテ・ジャパン:日銀9月会合(2026年9月24日)
- 第一生命経済研究所:10月の金融政策決定会合は利上げ見送りへ(2026年10月14日)
- 外為どっとコム:ドル/円、来週の見通し(2026年10月23日)
この記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。日程や予想は変わることがあります。投資の判断はご自身でお願いします。(免責事項)

