3行まとめ
- オルカンを売ったお金が証券口座に入るのは、注文した日から数えて6営業日目です。祝日がなければ、1週間後の同じ曜日です。S&P500(eMAXIS Slim)は5営業日目なので、1日早く入ります。
- 2026年は11月11日・11月26日・12月25日・12月28日がオルカンの「申込不可日」です。この日は売りの注文を受け付けず、次の受付日に回ります。
- 年内にお金を受け取りたいなら、12月23日(水)15時30分までに注文が必要です。24日に注文すると、入金は年明けの1月4日になります。
この記事でわかること
- オルカンを売ってから入金までの日数と、その数え方
- 2026年11〜12月の申込不可日と、注文日ごとの入金日
- 年末年始にいつまでに売ればいいか
- 入金されたお金はどこに入り、いつ銀行に移せるか
- 受け取る金額の計算(税金・NISA)と、一部だけ売る方法
- 少しずつ取り崩す「定期売却」の各社のちがい
1. 入金は「注文した日から6営業日目」
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))は、代金を受け取れる日(受渡日)が決まっています。注文を受け付けた日から数えて6営業日目です(マネックス証券のファンドページ)。
| 流れ | いつ |
|---|---|
| 売りの注文 | 1日目(15時30分まで) |
| 売る値段が決まる(約定) | 次の営業日の基準価額 |
| 代金が証券口座に入る(受渡) | 6日目 |
営業日は、土日・祝日と年末年始(12月31日〜1月3日)をのぞいた日です。注文した日を1日目として数えます。15時30分を過ぎた注文や、土日・祝日の注文は、次の営業日に受け付けた扱いになります。
SBI証券も、オルカンは注文から受け渡しまで「最短でも8日」かかると説明しています(土日をふくめた日数)。日本株だけの投資信託(日経平均)なら最短4日です。
ほかの人気の投資信託とくらべると
| 投資信託 | 受渡日 | 値段が決まる日 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | 6営業日目 | 次の営業日 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 5営業日目 | 次の営業日 |
(マネックス証券のファンドページより)同じ海外の株でも、米国だけのS&P500は1日早く入ります。オルカンは多くの国の市場とお金をやりとりする分、1日長くかかります。
2. なぜ1週間もかかるのか
理由は、オルカンの中身の約95%が海外の株だからです。
オルカンを売ると、運用会社は海外の株を売り、ドルなどを円に替えてから代金を払います。海外の市場は日本と時差があり、お金のやりとりにも日数がかかります。
売る値段が「次の営業日」の基準価額になるのも同じ理由です。注文した日の夜に開く海外の市場の値段を使って、基準価額が計算されるためです。
3. 2026年11〜12月の申込不可日と、入金日
オルカンには、海外の市場や銀行が休みのため、注文を受け付けない日があります。これを申込不可日といいます。2026年11〜12月は次の4日です(三菱UFJアセットマネジメント、2026年10月23日時点)。
| オルカンの申込不可日 | eMAXIS Slim S&P500は? |
|---|---|
| 11月11日(水) | 受付する |
| 11月26日(木) | 申込不可日 |
| 12月25日(金) | 申込不可日 |
| 12月28日(月) | 受付する |
申込不可日に注文すると、次の受付日の注文になります。申込不可日の理由は、運用会社によると海外の市場や銀行の休業日などです。
なお、受渡日の「6営業日目」は日本の営業日で数えるため、申込不可日も1日に数えると考えられます。2025年の年末に、申込不可日(12月25・26日)をはさんでも12月23日の注文が12月30日に受け渡された例があります。ただし、この数え方は運用会社が明記しているものではないため、正確な受渡日は注文後に証券会社の画面で必ず確認してください。この記事の日付の表も、この数え方で計算しています。
注文日ごとの入金日(オルカン)
| 注文した日 | 受け付けた日 | 入金日 |
|---|---|---|
| 11月5日(木) | 11月5日 | 11月12日(木) |
| 11月10日(火) | 11月10日 | 11月17日(火) |
| 11月11日(水) | 11月12日 | 11月19日(木) |
| 11月20日(金) | 11月20日 | 11月30日(月) |
| 11月26日(木) | 11月27日 | 12月4日(金) |
(15時30分までに注文した場合の計算です。太字は申込不可日で1日ずれた日です)
11月20日の注文は、11月23日(勤労感謝の日)をはさみます。そのため、入金は翌週の月曜になります。
4. 年末年始は「12月23日(水)」が年内の最終日
年末は申込不可日と年末年始の休みが重なり、入金が大きく遅れます。2026年の最終取引日は12月30日(水)です。
| 注文した日 | 受け付けた日 | 入金日 |
|---|---|---|
| 12月18日(金) | 12月18日 | 12月25日(金) |
| 12月21日(月) | 12月21日 | 12月28日(月) |
| 12月22日(火) | 12月22日 | 12月29日(火) |
| 12月23日(水) | 12月23日 | 12月30日(水) |
| 12月24日(木) | 12月24日 | 2027年1月4日(月) |
| 12月25日(金)・28日(月) | 12月29日 | 2027年1月7日(木) |
年内にお金を受け取りたいなら、12月23日(水)の15時30分までに注文しましょう。1日遅れるだけで、入金は年明けの1月4日になります。25日と28日に注文すると、受け付けは29日になり、入金は1月7日までずれこみます。
なお、売った利益をその年の税金の計算に入れたい場合(損出し・益出し)は、受渡日がその年のうちである必要があります。年末の税金の調整に使う人は、この最終日に注意しましょう。
5. お金はどこに入る?銀行にはいつ移せる?
売った代金は、証券口座(預り金)に入ります。NISAで売っても同じです。そのまま、ほかの株や投資信託を買うのにも使えます。
銀行に移すには「出金」の手続きをします。いつから出金できるかは、証券会社や出金の方法でちがいます。
| 証券会社 | 銀行に移せる時期 |
|---|---|
| 松井証券 | 受渡日の次の営業日から(MATSUI Bankなら受渡日の当日から) |
| 楽天証券 | 楽天銀行と連携し自動スイープを設定していれば、証券口座の現金が毎営業日の21時以降に楽天銀行へ自動で移る(売却代金は受渡日の21時以降) |
(各社の公式FAQ・案内より)一般的には、15時30分ごろまでに出金を指示すると、次の営業日に銀行に着きます。売ってから銀行で使えるまで、8営業日ほどを見ておくと安心です。
6. 受け取る金額は?税金とNISA
受け取る金額は「次の営業日の基準価額×売った口数」です。注文したときに見ていた評価額とはちがいます。その夜に海外の株が2%下がれば、100万円分の売却でも約98万円になります。円高が進んだときも減ります(円安・円高でオルカンはどうなる?)。
オルカンは、売るときの手数料(信託財産留保額)がかかりません。かかるのは、利益に対する税金だけです。
| 例:100万円で売却(買った額70万円) | NISA | 特定口座(源泉あり) |
|---|---|---|
| 利益 | 30万円 | 30万円 |
| 税金(20.315%) | 0円 | 60,945円 |
| 入金される額 | 100万円 | 939,055円 |
税金がかかるのは利益の部分だけで、売った金額全体ではありません。NISAで売った場合は、買ったときの金額(この例では70万円)の分だけ、次の年に枠が戻ります。くわしくはつみたて投資枠と成長投資枠の違いで説明しています。
7. 一部だけ売るには
全部を売る必要はありません。多くの証券会社では、売るときに次の3つから選べます。
- 金額で指定:「10万円分」のように、受け取りたい金額で売ります。
- 口数で指定:持っている口数のうち、何口を売るかで指定します。
- 全部売る:持っている分をすべて売ります。
金額で指定しても、値段は次の営業日に決まるので、受け取りがぴったり同じとは限りません。必要な金額より少し多めに指定しておくと安心です。NISAとふつうの口座の両方で持っている場合は、どちらの口座の分を売るかも確かめましょう。
8. 少しずつ取り崩すなら「定期売却」
老後の生活費などで毎月少しずつ受け取りたいなら、決まった日に自動で売る「定期売却」が便利です。主なネット証券は、NISA口座でも使えます。
| 証券会社 | 選べる売り方 | 受取日 |
|---|---|---|
| 楽天証券 | 金額・割合(定率)・期間 | 1〜28日から選ぶ |
| SBI証券 | 金額・割合(定率)・期間 | 1〜27日と月末から選ぶ |
| マネックス証券 | 金額 | 1〜28日から選ぶ |
(各社の公式ページより。SBI証券は2025年12月から、割合と期間の指定、NISA口座に対応しました)
金額は1回1,000円からです。どの社も、評価額の50%以上の金額は指定できません。楽天証券では、積立を設定している同じ銘柄・同じ口座には設定できない点に注意しましょう。
当サイトの分析:「この日までにお金がほしい」ときの注文期限
入金は6営業日目なので、お金がほしい日の6営業日前に注文すれば間に合います。申込不可日や祝日をふまえて、2026年の主な期限を計算しました。
| お金がほしい日 | 注文の期限(15時30分まで) |
|---|---|
| 11月13日(金) | 11月6日(金) |
| 11月30日(月) | 11月20日(金) |
| 12月4日(金) | 11月27日(金) |
| 12月30日(水) | 12月23日(水) |
11月26日は申込不可日です。26日に注文しても27日の受け付けになり、入金は12月4日です。つまり、26日に注文しても27日に注文しても、入金日は同じになります。
銀行で使うところまで考えると、出金でもう1日かかります。引っ越しや車の購入など、支払日が決まっているなら、2週間前を目安に売っておくと安心です。急ぎの場合は、5営業日目に入るS&P500のように、ファンドによって日数がちがう点も覚えておきましょう。
※申込不可日は変更されることがあります。実際の受渡日は、注文後に証券会社の画面で確認してください。
よくある質問
オルカンの換金は、注文から何日後に受け取れますか?
注文を受け付けた日から数えて6営業日目です。祝日がなければ1週間後の同じ曜日です。申込不可日や年末年始をはさむと遅れます。
NISAでオルカンを売ったら、お金はどこに入りますか?
証券口座(預り金)に入ります。NISAでもふつうの口座でも同じです。銀行で使うには、出金の手続きが必要です。
売った金額が、注文したときの評価額とちがうのはなぜですか?
売る値段が、注文した日の次の営業日の基準価額で決まるからです。その間に株価や為替が動くと、金額が変わります。
関連記事:円安・円高でオルカンはどうなる?/オルカンとS&P500どっちがいい?/つみたて投資枠と成長投資枠の違い
楽天証券で、売ったのに「出金可能額が0円」と表示されるときの原因と確かめ方は、楽天証券の出金可能額が0円なのはなぜ?にまとめています。
出典
- 三菱UFJアセットマネジメント:お申込み不可日一覧(基準日2026年10月23日)
- マネックス証券:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(換金価額・受渡日・締切)
- マネックス証券:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(換金価額・受渡日)
- SBI証券:投資信託の約定はいつ?注文から受渡までの流れ(2026年3月12日)
- 松井証券:投資信託の解約(売却)代金はいつ出金できますか
- 楽天証券:投資信託定期売却サービス
- SBI証券:投信定期売却サービスの拡充(2025年12月3日)
- マネックス証券:投信定期売却サービス
- 個人ブログ:オルカンNISA枠使い切り―年内受け渡しに注意(2025年12月の受渡日の例)
- 国税庁:株式等を譲渡したときの課税
この記事は各社の公式情報(2026年10月時点)をもとにした解説です。申込不可日や受渡日は変わることがあるため、実際の日付は注文後に証券会社の画面でご確認ください。特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。(免責事項)

